【映画鑑賞】大洗にも星は降るなり/福田雄一(DVD)

この間、「勇者ヨシヒコと魔王の城」というドラマにはまったのだが、その脚本の人が監督をした映画を観た。おもしろいね。後に何がのこるというわけじゃないけど…。どこがいいのかな。なんともいえない、ゆるいギャグ…。観ても何も得ることもないのに、なぜか観た後、充実感がある。為になる映画を観なきゃ、というガツガツしたさもしい心を忘れさせてくれるのかも。あんなゆるいくだらない意味ない事を表現しようとする人がいるんだな。そこがいいのかも。これでいいのだ。って感じか。ムロツヨシっていう俳優、なんかおもしろいな。美学校にたまにいるようなタイプの人だな。と思った。
美学校といえば、あ…、常々、私はゆるい感じの美術作品にむかついていたのだった。ゆるい感じのクラスの展示を見て、ナンダコレ、と、こばかにしていた。そうだった。私は、シリアスで過激なものをつくりたい、と思ってきた(思いだけはある)。でも、シリアスなものがはたしてそんなにいいものなのか?ゆるくてもいいものはいいのではないか?この映画みたいに。そもそもなぜ、「いいもの」にこだわるんだろう。いいとかわるいとかどうでもいいかもしれない。そんなことではなく…、でもなんだろう???

大洗にも星はふるなり

大洗にも星はふるなり