【a fragment 20110229 鳥肌実】

おととい、「タナカヒロシのすべて」という鳥肌実主演の映画をDVDで観た。今日の夕方、中野のベローチェで考え事をして頭がいっぱいになり、ぼーっとしながら店を出て、ふと鳥肌実の事を考えていた。鳥肌実の断片的なイメージ、独特の冷酷な風貌や放送禁止の過激なギャグや映画の場面などが、ぼんやりした頭の中をきれぎれに横切り、鳥肌実という存在全体が脳を支配しているようだった。すると、夕陽をバックにして、苦虫をつぶしたような表情の、今、私の脳の中に飽和状態だったその人物が歩いてきた。髪をべったり後ろになでつけて、冷酷な風貌の鳥肌実中将その人であった。
まさしくシンクロニシティ…。ユングが言うトコロの…。
私は思わず立ち止まり、通り過ぎる氏に会釈をしてしまった。氏は、にやにや笑いながら会釈を返してくれました。
私は、妄想が物質化したような、非現実な感覚をおぼえ、夕暮れの中野がオレンジ色の光に満ちたファンタジーのようでした。
映画の世界が現実になったのはこれで二度目のことです。世界って不思議だな…。
それにしても、シンクロニシティって、どうしておこるのかな。もっと調べてみよう。

鳥肌黙示録

鳥肌黙示録